FXに限ったことではないのですが、やはり今の時代は何かしらの商品を購入するにしても、サービスへの申し込みをするにしても、その企業の安全性というものを重視する方が多くなっています。
実際に、その安全性を確かめてから商品を購入したりサービスへの申し込みをしたりすることに越したことはありません。
では、海外FXで注目のFXGTの安全性はどうなのでしょうか?
ここでは、FXGTの安全性をいろいろな角度から徹底的に検証していきたいと思います。
目次
企業情報から見るFXGTの安全性
では、まず企業情報からFXGTの安全性を見ていきましょう。
運営会社 | 360 Degrees Markets Ltd |
本社所在地 | Suite C, Orion Mall Palm Street
Victoria 8421720-1, Mahe, Seychelles Mahe, Seychelles |
設立 | 2019年12月 |
FXGTの運営会社である「360 Degrees Markets Ltd」は2019年12月に設立されており、その所在地は東アフリカのセーシェル共和国となっています。
海外FXの所在地としてセーシェル共和国はよく見聞きするのですが、実はセーシェル共和国は租税回避地として人気があります。
大手のFX業者や人気のFX業者もその多くがセーシェル共和国に本社を置いているものです。
また、FXGTのウェブサイトはグループ企業であるソフトウェア会社の「ISPASS Technologies Ltd」によって運営されています。
この「ISPASS Technologies Ltd」はキプロス共和国に登記されている企業で、FXGTはセーシェルの拠点とキプロスの関連会社の2つから運営が成り立っていると考えていいでしょう。
取得している金融ライセンスから見るFXGTの安全性
海外FXではやはり取得している金融ライセンスというものが、安全性のひとつの目安になってきます。
当然、FXGTも金融ライセンスを取得しています。
FXGTを運営する「360 Degrees Markets Ltd」はセーシェル金融庁(FSA)の金融ライセンスを取得しており、以下のような記載も公式サイトのほうで確認ができます。
「360 Degrees Markets Ltdは、証券ディーラーライセンス番号SD019のもと、セーシェル金融庁により規制されています。」
もちろん、セーシェル金融庁の公式サイトのほうにもFXGTの記載はあります。
セーシェル金融庁のライセンスはFXGT以外の大手の海外FXでも取得しているようなものなので、その信頼性というのは言うまでもありません。
FXGTが取得しているセーシェル金融庁の「証券ディーラーライセンス」に関しては、以下のような条件をクリアしなければなりません。
会社法または承認された管轄区域の法律を満たす会社であること |
申請料1,500 USD、年会費2,500 USDの支払いができること |
50,000 USD以上の最低払込資本があること |
2名以上の個人を役員とすること |
金銭的な面を考えてもなかなかのハードルですし、これらの条件をクリアできているのか毎年監査を受けることになります。
もし問題があればライセンスは剥奪されているでしょうから、FXGTは問題なく条件をクリアし、健全な運営をおこなっているわけです。
資金管理から見るFXGTの安全性
続いては、資金管理の面からFXGTの安全性を見ていきましょう。
FXGTでの資金管理は基本的に分別管理です。
分別管理に関しては、FXGTの公式サイトのほうにも以下のような記載があります。
「お客様の資産は会社運営のための資金から分割(分離)された状態で管理されています。FXGTでは常にお客様が利用可能な費用を確保するためにお客様の資産を会社運営に使用することはございません。」
信託保全ではなく、分別管理ということで不安に感じる方もいるでしょう。
ただ、問題はありません。
もともと分別管理も一定の安全性が確保された資金管理の方法なのですが、FXGTではそれにプラスして「FXブローカー向け損害賠償責任保険」という保険契約を締結しているのです。
この「FXブローカー向け損害賠償責任保険」に関しては、FXGTの公式サイトに以下のような記載があります。
「FXGTではお客様の資産をお守りするために、最大1,000,000ユーロを補償するFXブローカー向け賠償責任保険契約を締結いたしました。
こちらの保険契約には顧客及び第三者に対する過失、不作為、詐欺、経済的損失をもたらす可能性があるその他のリスクに対する責任を補償します。
こちらの保険契約により、FXGTが今後大きなリスクに直面した際にも、最大限お客様の資産をお守りすることが可能となりました。
当保険に関してお客様が保険料のお支払いをする必要はございません。」
保険契約を締結しているということは、万が一のときがあった場合でも保険金でカバーできるということです。
単なる分別管理よりはかなり安全性が高いと言えるでしょう。
しかも、保険契約の締結はFXGT側でおこなっていることなので、トレーダーが負担する必要は一切ありません。
金融庁の警告から見るFXGTの安全性
実はFXGTは、日本の金融庁から「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について(警告書の発出を行った無登録の海外所在業者)」として警告を受けています。
具体的には以下の通りです。
商号、名称又は氏名等 | 360 Degrees Markets Ltd. |
所在地又は住所 | Suite C, Oion Mall, Palm
Street, Victoria, Mahe, Seychelles |
金融商品取引業の内容等 | インターネットを通じて、店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたもの |
備考 | 当該業者が提供するサービス(暗号資産を含むFX取引等)の名称は「FXGT」である。 |
掲載時期 | 令和2年6月 |
これは言ってしまえば、日本での金融ライセンスを取得していないからこそ受けている警告です。
ただ、FXGTのような海外FXが日本の金融ライセンスを取得してしまうとレバレッジが最大25倍まで制限されてしまったり、追証ありにしなければならなかったりします。
つまり、今強みとなっている部分の多くをそぎ落とさなければいけないのです。
それではFX業者側も自社の強みを活かすことができませんし、何よりも海外FXの魅力を知っているトレーダーにとってはたまったものではありません。
そもそも日本の金融庁から警告を受けていたからといって、何か特別なことがあるわけではありません。
口頭で注意されているだけのようなものなので、あまり気にする必要はないでしょう。
実際に、ほとんどの海外FXが日本の金融庁からは警告を受けているのです。
結論としてFXGTの安全性は高い!
FXGTはまだ運営歴の浅いFX業者になりますのでこれからの動きを見ていく必要もありますが、現時点では安全性はとても高いと言えるでしょう。
特に、保険契約を締結していることからも安全性に力を入れていることがよくわかります。
安心してFXGTでのトレードをおこなっていきましょう。