セーシェルの正式名称はセーシェル共和国。
セーシェル共和国
セーシェル共和国(せーしぇるきょうわこく)、通称セーシェルは、アフリカ大陸から1600 kmほど離れたインド洋に浮かぶ115の島々からなる島国で、イギリス連邦加盟国である。首都はヴィクトリア。
中でも「アルダブラ環礁」は世界遺産になっています。そこでは、ものすごい数のゾウガメがビーチに集まってくる様子を見ることができます。
また「エデンの園」と言われる「ヴァレ・ド・メ国立公園」もあります。こちらも世界遺産になっていて、「ココ・デ・メール(双子ヤシ)」の群生地があります。
キャサリン妃がウィリアム王子と訪れたり、ロマンティックなリゾート地としてヨーロッパのセレブ達の人気を集めています。
世界銀行によって高所得経済に分類されているアフリカで唯一の国。利用されている通貨は、セーシェルルピー(SCR)。1SCRは、約8円(2020年3月現在)です。
正式名称 | セーシェル共和国 / Republic of Seychelles |
元首 | ダニー・ロレン・アントワン・フォール大統領 / |
人口 | 94,677人(2016年) |
首都 | ヴィクトリア |
民族グループ | クレオール(ヨーロッパ人とアフリカ人の混血) |
言語 | 英語、フランス語、クレオール語 |
宗教 | キリスト教(約90%) |
面積 | 460㎢ |
ビザ | 入国時に復路便予約日までの滞在許可(最長1カ月)取得可 |
電気・電圧 | 230V-50Hz:B3/E (マルチタイプがオススメです) |
パスポート | 入国時に6ヵ月以上 |
通貨 | セーシェル・ルピー(SCR) 1SCR = 8.36円 ※2017年2月現在 |
国旗 | 国内の各政党の融合を図るため全政党の旗の色を取り入れている。 |
気候 | 赤道直下に位置するが、平均最低気温24℃、平均最高気温30℃と、年間を通じて気温差があまりない温暖な海洋性気候。 インド洋からのモンスーンが到来する12~5月が雨季で、サイクロンの通り道になることもある。 |
電話のかけ方 | 日本からセーシェルへ : 国際電話認識番号+248+市外局番(0を取る)+電話番号 セーシェルから日本へ : 国際電話認識番号+81+市外局番(0を取る)+電話番号 |
セーシェルへのアクセス
空路の玄関口は首都ヴィクトリアです。
1. 中東ルート
エミレーツ航空 ドバイ経由が週5便運航。
エティハド航空 アブダビ経由が週6便運航。
2. 近隣諸国ルート
モーリシャスより週5便、ナイロビより週4便、ヨハネスブルグより週5便、アディスアベバより週6便、レユニオンより週1便ずつ運航。
3. アジアルート
香港より週3便運航。
セーシェルの海
世界に名だたるリゾートアイランドのセーシェルの見所は、何といっても美しいサンゴ礁のある海と白い砂浜のビーチです。セーシェルの海の透明度は、スキューバダイビングではなくても、シュノーケリングでも十分堪能出来ます。マヘ島では人口が多く海の透明度が低め(それでも充分美しいのですが)なので、海中の世界を堪能するには、プララン島やラディーグ島などの離島もおすすめです。ラディーグ島の西海岸には花崗岩と白い砂、サンゴ礁で造形された美しいアンス・スース・ダルジャン海岸があり、シュノーケリングに最適な場所。更に、外界を忘れてのんびりしたい場合は、デニス島やバード島などの、プライベート・アイランドに足を伸ばして、ワン・アイランド-ワン・リゾートの世界に浸るも良いでしょう。もちろん、各島をベースにフィッシングも楽しめます。
固有植物・生物
火山活動によってできた新しい島ではなく、アフリカ大陸から分離してできた古くからある島ですので、とにかく固有種が豊富で、しかも距離的にかなり離れている島々もありますので、それぞれの島の固有種も多いのが特徴です。プララン島とお隣のキュリーズ島にしか自生しない、ココ・デ・メールという高さ30mにもなる椰子の木(フタゴヤシ)や、バード・アイランド・ロッジにいるアルダブラ・ゾウガメの「エスメラルダ」(オスなのに女性名ですが、推定200歳以上の長寿カメ)をはじめとするゾウガメなど、固有生物の宝庫であるセーシェルの自然は一見の価値があります。
バード・ウォッチング
渡り鳥が行き交うインド洋上の島々であり、また火山活動でできた新しい島ではないセーシェルは、固有種も多い野鳥の楽園です。4~10月にかけて200万羽ものセグロアジサシがやってくる、その名もバード島をはじめ、ブラックパロット、セーシェルキアシヒヨドリ、セーシェルルリバトの固有種が生息するヴァレ・ド・メ国立公園のあるプララン島、島名の元になったグンカンドリ(フリゲート)が渡ってくるフリゲート島、世界中で唯一ウグイス科の小鳥ブラック・ノーディが生息しているクーザン島など、リゾート客だけではなく、バード・ウォッチャーをも魅了します。
セーシェル共和国の新型コロナ感染状況および街中の様子
2020年12月までは、新規感染者数が1日に0~10人くらいで推移していたが、2021年1月から感染拡大が始まった。
新規感染者数が1日に100~200人くらいで横ばいが続いている。
検査数自体が少なく波があるため実際は公表数値より多いと推測されている。
また、観光客が激減した対策として4月下旬に「ワーケーション・リトリート・プログラム」を開始した。
国外からのリモートワーカーを誘致するワーケーションビザで、有効なパスポートを持ち、ビジネスや収入源が国外にある世界中のリモートワーカーが対象。最長で1年まで、セーシェルに滞在することができる。
プログラムの参加条件は、単身者および家族での参加も可能。滞在の60日前までに、渡航認証をウェブサイトで申請し、健康に関するガイドラインを遵守し、滞在期間中、有効な医療保険と旅行保険に加入していることが必要。
セーシェル共和国への入国
①出発72時間前のPCR検査の陰性証明書の提出
②専用サイトからの陰性証明の事前登録
●新型コロナ感染症ワクチン未接種の場合。
・登録された宿泊施設への事前予約および滞在(6日間のホテル移動不可)
・到着後5日目のPCR検査(陰性の場合は7日目からホテル移動可能)
●新型コロナ感染症ワクチン接種済みの場合
登録されたあらゆる宿泊施設への滞在が可能(最短滞在期間制限なし)
セーシェル共和国から日本への入国
国籍を問わず海外から日本へ入国する場合
①検査証明書の提出
・出国前72時間以内の検査(陰性)証明書の提出が必要です。
・3月19日より検査証明書を提示できない人は、日本への上陸が認められません。
・搭乗時に検査証明書を所持していない場合、航空機への搭乗を拒否されます。
・検査証明書の取得が困難かつやむを得ない場合は、出発地の在外公館に相談が必要です。
入国時に必要な検査証明書の要件
1.検体採取が出国前の72時間以内であること
2.所定のフォーマットを使用して以下の内容を検査証明書へ記載する
・氏名/パスポート番号/国籍/生年月日/性別
・検査法/採取検体
・結果/検体採取日時/結果判明日/検査証明書交付年月日
・医療機関名/住所/医師名/医療機関印影
・すべての項目が英語で記載されたもの
3.検体採取方法は以下のいずかに限る
鼻咽頭ぬぐい液/唾液/鼻咽頭ぬぐい液・咽頭ぬぐい液の混合
※実際の検体採取箇所が「鼻咽頭」でも検査証明書に記載の検体が「鼻腔」を示す「Nasal swab」や「Nasal and throat swab」などとして記載されている場合は無効となる。
4.検査方法は以下のいずかに限る
RT-PCR法/LAMP法/TMA法/TRC法/Smart Amp法/NEAR法/次世代シーケンス法/抗原定量検査(抗原定性検査ではない)
入国時の注意事項
・空港等からの移動も含め公共交通機関の使用は不可です。
・入国後に待機する滞在先と空港等から移動する手段について検疫所に登録が必要です。
②検疫所が確保する宿泊施設での待機と検査の実施
・日本到着時に全ての人に検査が実施され、陰性結果が出たとしても、検疫所が指定した施設等で3日間待機する必要があります。
・入国後3日目に改めて検査し、その上で陰性と判定された場合に、入国後14日間の残りの期間を自宅等で待機することが許可されます。また、保健所等による健康確認の対象となります。
条件を満たした有効なワクチン接種証明書を保持する方
・宿泊施設での待機および入国後3日目の検査が不要となります。
・入国後14日間の自宅等での待期期間中、入国後10日目以降に自主検査(PCR検査または抗原定量検査)を受け、陰性の結果を厚生労働省に届け出ることで残りの待機期間が短縮されます。
※詳しくは⑥ワクチン接種証明書の「写し」の提出についてご参照ください。
③誓約書の提出
・国籍を問わず検疫所へ「誓約書」の提出が必要です。誓約の内容は14日間の公共交通機関の不使用、自宅等での待機、位置情報の保存、接触確認アプリの導入等になります。誓約書が提出できない場合、検疫所が確保する宿泊施設等で待機していただきます。
④スマートフォンの所持、指定アプリのインストール
・入国時、空港検疫で指定の位置情報確認アプリ等を利用できるスマートフォンの所持が必要です。
※スマートフォン不所持者は、スマートフォンを借り受けるよう求められます。
・お持ちのスマートフォンに、以下のアプリを事前にインストールおよび設定をする必要があります。
健康居所確認アプリ(MySOS等)/位置情報保存設定(GoogleMaps等)/COCOA(接触確認アプリ)
アプリ動作可能なOSバージョン
・iPhone端末:iOS13.5以上
・Android端末:6.0以上
⑤入国後14日間の待機期間中のルール
1.入国者健康居所確認アプリ(MySOS)による位置情報・健康状態の報告(毎日)
(1)ログイン(利用開始の登録)
・専用のQRコードからインストール
・日本国内の空港到着時、パスポート番号、生年月日を入力して利用開始
(2)待機場所の登録・現在地の報告
・待機場所に到着したらアプリで待機場所を登録
・1日複数回「現在の位置情報」を求める通知が届くので、「現在地報告」ボタンを押して応答
(3)健康状態の報告(MySOS)
・1日1回、健康状態確認をお願いするMySOSの通知が届くので、案内に従い健康状態を報告
2.入国者健康居所確認アプリ(MySOS)による居所確認(随時)
・入国者健康確認センターから登録待機先の居所確認のため着信があったら必ず応答(ビデオ通話)
3.スマートフォンの位置情報記録の保存設定(GoogleMaps等の設定)
・陽性となった場合など、保存された位置情報を保健所などに提示するために必要な設定
4.COCOA(接触確認アプリ)の利用
⑥ワクチン接種証明書の「写し」の提出について(10月1日以降に入国される方に対して実施)
(1)入国時の検疫で、有効なワクチン接種証明書の「写し」を提出する方は、検疫所が確保する宿泊施設での3日間の待機や、入国後14日間の待機期間の一部が短縮される。
※入国後14日間の待機期間の一部を短縮するためには、入国後10日目以降に自主検査(PCR検査または抗原定量検査)を受け、厚生労働省(入国者健康確認センター)に陰性の結果を届け出ることが必要。
(2)検疫所が確保する宿泊施設で6日または10日間の待機対象となっている指定国・地域から入国・帰国する方は、本措置の対象外となる。
ワクチン接種証明書による待機期間の短縮等
1.検疫所が確保する宿泊施設での待機対象となっていない国・地域
・有効なワクチン接種証明書:なし
0日目(入国日):検疫で検査
1~14日目:自宅等で待機
・有効なワクチン接種証明書:あり
0日目(入国日):検疫で検査
10日目~14日目に自主検査しない場合:1~14日目まで自宅等で待機
10日目以降に自主検査し、陰性結果を入国者健康確認センターに届出した場合:1~10日目まで自宅等で待機、待機終了のお知らせにより待期期間短縮
2.検疫所が確保する宿泊施設での待機対象となっている指定国・地域
・有効なワクチン接種証明書:なし
0日目(入国日):検疫で検査
1~3日目:検疫所が確保する宿泊施設で待機(3日目に施設で検査)
4~14日目:自宅等で待機
・有効なワクチン接種証明書:あり
0日目(入国日):検疫で検査
10日目~14日目に自主検査しない場合:1~14日目まで自宅等で待機
10日目以降に自主検査し、陰性結果を入国者健康確認センターに届出した場合:1~10日目まで自宅等で待機、待機終了のお知らせにより待期期間短縮
接種証明書は以下の1~5の条件を満たすものに限り、有効
1.政府等公的な機関で発行された接種証明書(対象となるワクチン接種証明書の発行国・地域は厚生労働省のサイトを参照)
※日本で発行された接種証明書は、以下のいずれかに該当するものが有効
・政府または地方自治体発行の「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」
・地方自治体発行の「新型コロナウイルスワクチン予防接種済証」
・医療機関等発行の「新型コロナウイルス接種記録書」
・その他同等の証明書と認められるもの
2.以下の事項が日本語または英語で記載
・氏名/生年月日/ワクチン名またはメーカー/ワクチン接種日/ワクチン接種回数
※生年月日の代わりに、パスポート番号等本人を特定するための事項が記載してあり、パスポート等と照合して本人の接種証明書であることが確認できれば有効とみなされる。
3.接種したワクチンの「ワクチン名/メーカー」が、以下のいずれかである
・コミナティ筋注/ファイザー
・バキスゼブリア筋注/アストラゼネカ
・COVID-19ワクチンモデルナ筋注/モデルナ
4.3のワクチンを2回以上接種している
5.日本入国時点で2回目のワクチン接種日から14日以上経過
外国人の新規入国等の一時停止の継続
①ビジネストラックおよびレジデンストラックの一時停止
②全ての国・地域からの新規入国の一時停止
③全ての国・地域への短期出張からの帰国・再入国時における特例措置の一時停止